なぜ生きているのか?それは、健康診断を受けるためだ。明後日はついに、待ちに待った健康診断。血液検査の値も、肝臓の数値も、最新のが出る。タイムアタックだ。千分の一秒に挑む所存である。前日夜から当日朝にかけては絶食・禁酒である。これがまた、楽しみだ。健康診断の前日夜から、なぜ絶食するのかというと、空腹の状態において血糖値を測るためなのである。それで、もうずいぶん前から、空腹時という情況そのものが、とても魅力的に感じられていた。空腹であることがとても大事だと、去年あたりから感じ始めている。空腹な時間をなるべく多くとることだ。食べるというのは、ほんとうに情けなくて切ないことだ。空腹な時間を消滅させる行為としての、食べることを実施したとき、ああこれはなんということだろうと思う。自分に言い訳をするような毎日が、情けなくてうつむくよりほかないほどだ。そのような、どうしようもない精神の状態から毎日のように何度でも立ち上がってくるということ、その本来なら避けて通りたい汚い道を通ってくることなのだ。それは去年から、ある程度はそうしてきて、しかし酒はのんでいたので、まだどうにかここまでふつうに来れているとは云える。酒の結果が、今回の肝であろう。まあ、今年以降も、来年以降もそれはそれとして、もっと精神の、別な置き場のこともそろそろ考え始めるので、健康とか血液検査の基準値のことも、そろそろもう卒業だが。ある程度のところまでみたら、それ以降はもう、移行の準備を考えよう。妻と一緒に別のプラットフォームに行ければ良いのだが。