目が覚めると、薄暗かった。家の中も暗く、外も暗い。日のささない一日らしかった。肌寒かった。横になったまま薄い掛け物を身体に掛けなおして、枕元を手探りして、昨晩眠るまで読んでいた本が伏せてあるのを拾って、その続きを読み始めた。開いたページも…
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