鉄条網の結び付けられた木の柵が立ち並んでいる。向こう側は線路だ。油の匂いがかすかに漂っている。柵に沿って歩いていくと、駅が見えてくる。切符売り場があって、改札口の駅員がこちらを見ている。たぶん、70年代後半、実家の最寄り駅だ。僕は小学校の低…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。