「眼のある風景」靉光


この絵は自分の場合、展示室を歩いていって、なぜか、いつも向かって左側にある絵。という印象があった。今まで見てきた常設展示でで、たまたまそうだったのか、僕の勝手な思い込みだったのかはわからないが、そういう印象を持っていた。ただし、今回の企画展示では向かって右にあるので、それがかなり新鮮だった。


なんだそりゃ?と思われそうだが、けっこうこの違和感は強烈で、なんというか、僕はこの「眼のある風景」の画面の右半分が、このように観えたのは生まれてはじめてっていうか、すごい新鮮な現れ方をしている気がしてしょうがなかった。しかし固定されてて、一方向からしか見えないような彫刻作品が、たまたま移動されたっていうなら、話はわかりやすいのだろうが、相手は平面絵画だからね...。こういう違和感って何なの?っていう気もする。側面とか、(たまには下から、とか。)観るのが好きだという、自分の嗜好が影響してるのかもしれないが…。