Before I Let You Go


絵というものが人に何を感じさせ、どのように響くか?というのは、考えると難しいが、現実は非常に単純な事なのだと思う。ギャラリーに居るとそのとても単純な事実を垣間見せられる。


例えばジャッドの作品とかを観て、言語で構成されたミニマルアートの何たるかを知らなくても、その作品が「カラダに直接くる」ような「何か不思議な抵抗(?)を持って在る」ような、そういう感触を感じることは可能だ。というよりそれが命で、そのような奇妙な喜びを伴う事なしでは、美術作品は作品で在る事ができない。


美術作品は結局のところ、そういう極めて身体的なところに作用させるべく存在しているべきで、そのためには、作り手のカラダを如何に調整していけるか?が大事なのだろうと思う。


自分のこの3年間ほどの制作の過程を想像して、それがかなり自分なりに工夫と努力を重ねたものであったとしても、展示の場において(何か、想像を超えていた!何か思いが至らない部分があった!)と気付かされてしまうというのは、結構ショックなのだが、まあそれはまた引き続きやるしかないだろう。


…そのほかにも、もっともっと考える事は多い。超!多い。…そういう意味で、きっと僕の作品は、今よりもっともっと良くなるだろう。それを確信する次第であります!!それに、なんだかんだ云っても、やっぱり僕の描く絵は超!おもしれえ!!面白い要素が、ちょっとは有ります!(笑)。なので、ハシにも棒にも掛からないという訳ではありませんきっと!だから、まあ一応ここをご覧の皆様におかれましても、後々の事も考慮しつつ一応ちょっと観ておいた方がいいっすよこの展示わ!(宣伝)