昨日は久々にやけにはっきりとした内容の夢を見た。大学生の頃の自分で、周りにたくさん、その頃の同じ学年の人たちが居て、学校の校舎のような、まったく別の場所のような、よくわからないところで何らかのやり取りをしていた。何か、忙しいようなムードで、僕も何かを言いつけられて、どこかへ向かおうとしていたように思う。目が覚めて、なんとも切ないような哀しいような虚脱感に襲われた。今の自分には大学時代なんていうのはもはや、記憶の底から上がってくる事なんてほぼ皆無であって、でもこんな感じでふいに夢にあらわれたりすると、それは自分でも驚くほど、すでに完全に熟成された確かな懐かしさとしてあらわれてくるので、その現れかたの堂々とした感じに驚かされる。そして眼が覚めた直後は、不思議なくらい妙に深く気分が落ち込んで、これから一日が始まることが信じられないような朝を迎える事になるのだった。。たとえば、もう一度大学生のときから人生をやり直せたらなあ、とか、そんな事を思うか?といったら、まったくそんな事は思わないのだけれど、でも無意識にはそう思ってる部分もあるのかもしれない。この甘美な後味。…甘さであると同時に痛みでもあるような記憶の残滓。。