今日の日記は読みやすくしました


書く事がないけど、何か書かないとなあと思っているとき、ふと赤塚不二夫のことを思い出してしまう。小学生の頃、天才バカボンを読んでいて、あの有名な「今週は読みやすい漫画にしました」とか言って、コマワリのほとんどが"ナシ"と書かれていて、ほんの少しだけ登場人物が、かろうじて物語を展開させている、という回があって、ああいうのを、ほんとうに生まれてはじめて体験したときの、そのときの衝撃が忘れられない。とにかく、大の大人が、サボろう、手を抜こう、と本気で考えている状況に直面したことの驚きともいえるし、それがキレイに反転して、普通のちゃんとした"仕事"におさまっていることの驚きでもあった。


読みやすいブログだと称して、ほぼ毎日"ナシ"と書いても、だれも笑わないだろうな。…というか、今の時点で、最初から書く事がないにもかかわらず、既にこんなに中途半端に、ぐだぐだ書いてる事自体が絶望的な駄目さ加減で、そんな自分の駄目さもかなり素敵だ。