超寒すぎる


寒くて寒くて、もはや寒さを通り越してかゆい。歩きながら、みるみるうちに体温が奪われてゆく。表皮から、自分でも見た事の無い自己内部組織にかけて、固体でも液体でも気体でもない、なにやら得体の知れぬやる気をもった機械的ななにものかが、容赦なく侵攻してくるので、僕の体はもう僕の力ではどうすることもできない。。自分のことを、片腕や頭部のもげたロボットみたいなものに思えて、壊滅寸前のア・バオア・クーを自動歩行してるだけみたいな状態になる。そのまま自動的に歩行して、やがてコンビニに入ると、その気温差があまりにも強烈で、そのまま体の表面から全体にかけて、顔も腕も胴体も足も、自分すべてがずぶずぶと溶けてしまって、そのまま床一面に流れ出してしまった。