iPhoneの母


昨日新宿の映画館の前で、ポケットからiPhoneを出そうとして手が滑った。iPhoneはくるくると回転しながら落下して、カチャーン!と乾いた音を立ててアスファルトの上に着地した。うわーっと思わず声を上げるほど驚いて、慌ててすぐに拾い上げて容態を確認したが、iPhoneはとくに変わった様子も無く、これといった外傷もなくて、とくに動作も問題ないようで、まさに不幸中の幸いというか、無傷でいてくれた事の幸運にとりあえずほっとした。


今日は、秋葉原の本屋でポケットからiPhoneを出そうとして手が滑った。iPhoneは僕の手の上でお手玉のようにニ、三回跳ねてから、そのまま前方にぽーんと飛んでいって、カチャーン!と乾いた音を立てて固い床の上に着地した。うわーっと思わず声を上げるほど驚いて、慌ててすぐに拾い上げて容態を確認したが、iPhoneはとくに変わった様子も無く、やはりこれといった外傷もなくて、勿論動作も問題なく、まさに地獄で仏に会ったようなもので、こうして無事で手元に戻ってきてくれて本当に嬉しいし、よく帰ってきてくれたねと褒めてあげたい。


iPhoneを買って使い始めてから3日たったけど、地面に落とさなかったのは初日一日だけで、このぶんだと、おそらく明日以降も、一日に大体、一度か二度は自分の手元から地面に落とすのかもしれない。でもそんな状態で、iPhoneは壊れないものなのだろうか?心配には及ばず、大抵、なんとかなるものなのだろうか?自分としてはとにかく、iPhoneが無事で手元に戻ってきてくれさえすれば、それで良いと思ってる。親心ってのは、そういうものじゃないだろうか。