ファンタスティックMr.FOX


久々によく寝た。起きたら十時半だった。昼過ぎに出かけて銀座で「ファンタスティックMr.FOX」をを観る。これはもう、超・素晴らしかった。終わって映画館を出てからも、にやにやといつまでも笑いが顔に浮かんでしまうのを抑えられないくらい。映画館を出てから本屋に行ったのだが、顔がにやけてるから気をつけろと妻に注意された。帰路も、思い出すたびに面白かったシーンの、あのときのさあ、あいつがこう喋ってさあ、そのときさあ…と説明して、あー!あそうそうそう、と思い出して、あれ超笑ったでしょ!!と言って、その都度、帰路の電車内や道端でげらげらと爆笑した。今これを書きながら思い出していても楽しい。じつに面白かったので今度もう一回観たいとふたりで言い合った。面白い映画を観ると、一日が充実した感じになるのが嬉しい。今日は楽しかった。幸福な気分である。


そういえば、それまで一ミリも感じたことがなかったのに、前に「ダージリン急行」を観て、あの猛烈にかっこいい旅行鞄をみて僕ははじめて「ルイ・ヴィトンってもしかするとかっこいいかも」と思ったのを思い出した。ウェス・アンダーソンの映画中に出てくる装飾系模様のすさまじいかっこ良さというのは、あれは何だろうか。今回は主人公が乗るサイドカー市松模様が死ぬほどかっこよかった。あと何といっても、あのリンゴの模様も。