暗くなる前


横浜を過ぎてしばらくして電車が地上に出たので外を見たらまだ夜になってなかった。まだ六時半にならないくらいだから当然まだ少しは明るい。この時間に渋谷方面の電車に乗っているのはめずらしくて外の景色が新鮮に見えて知らない路線に乗ってるような錯覚をおぼえる。空は曇りでじょじょに薄暗くなって来て景色全体が深緑色に染まったようなまるで見慣れない色合いでやはり日中と夜は全然違う。晴れや曇りに関係なく日中というだけであらゆるものの細かいところまで肉眼で見える。夜だろうと思ったらまだ日中だったとか、あるいはもう朝だったとか、その見えている感じの違いに驚く。夜はどんなに照明があってもやはり夜で電車の景色としては昼間はある程度目で見ているが夜は半分くらいは景色というよりもっと単純なものを見てるかもしれない。それにしても最近はどうも何も書く事がないし書きたいと思える事もあまりない。なぜなのかと思っていたが何のことはない毎日面白い事や面白いと思う気分がないからだった。そしていつも眠い。困った話だ。こういう日常を送っていてはどんどんつまらなくなってしまう。何か工夫してあげないといけない。なんかこうして毎日毎日律儀に本なんか読んでるのももしかしたら良くないことなんじゃないかという気もする。とにかく律儀な毎日っていうところがダメかも。でもたまにぼーっとしてみるのだがそうするとすぐに睡魔がきてガクッと崩れそうになる。音楽を聴くのもすぐガクッとなる。リラックスするとすぐ睡眠になってしまう。なんかもっと上手いこといかないもんかなー…。