Bobby Hutchersonのアルバム「Happenings」今日はこれが素晴らしい。とくに二曲目の『Bouquet』これがすごくいい。これを聞きながら帰り道を歩いて、上をきょろきょろと見回していたが、月は出ていない。帰るときは毎晩、気付いたときに頻繁に上を見上げているのに、月をまったく見つけられない。とにかく外が明るすぎる。外灯の照明が強く光っていて、上を見上げていると目に光りが飛び込んできて眩し過ぎる。マンションの窓の明かりや看板の灯りも眩しい。だいたい空の色が、夜空といいながら、下三分の一から半分くらいまでは、その夜の黒さが、ぼんやりと薄くオレンジ色のような光に濁って薄まってしまっているのだ。そんな状態だから月なんて見えるわけないと思うのだが、しかし妻が言うには、そんなことに関係なく、月は毎日ちゃんと出ているという。毎日、必ず見えると言うのだ。いったい、どこに見えるというのかさっぱりわからない。
