夢の中で「この絵、誰が描いたの?上手いねー!」という誰かの声がして、そっちの方を見ると、けっこういい加減な、チョークか何かの線で、壁に犬らしきものが描いてある。たぶんそれは、さっき自分が描いたものだったので、ああそれ、僕です。とか言って、絵の前に近寄って行って、まだ途中のような気がしたから、さらに続きを描こうとした。しかし描き始めたら、その犬が次第に不機嫌になって、僕の手を噛もうとする。それを避けながら描くのも難しくて、だからさっき、途中でやめたのかも、と思う。飼い犬に手を噛まれるとは、まさにこのことだなと思って、上手いこと言うねえ。と思って、え?何?いったいどこが?と思う。