アニメ「赤毛のアン」39話まで見た。成長した15歳のアン・シャーリー。マリラが見上げるといつの間にかぐっと背の高くなった、昔とは見違えるほどうつくしい容姿に成長したアンがそこに佇んでいる。これは当時たいへん鮮烈で今でもおぼえているシーン。アンはお話のなかで、成長するにしたがって外見もうつくしくなっていく、ということは今回見ていてはじめて知った。何人かの登場人物が「昔とくらべて見違えるほどきれいになったね」みたいなせりふを言うのを聞いて、そうか、アンは実際にきれいだったのだな。と、まるで当時のクラスにいた女子のことをあらためえて思い出すかのような思い。よく考えたら、ギルバートや他の同級生からも、あれだけ好かれたのだから、周りから見たらきっとそうなのだと、当時からわかりそうなものだったが。…そういう理由でわかるのではなく、普通に見ている相手がいつのまにかうつくしくなっていたということに気づけるものではない。少なくとも子供時代の自分はそうだった。