イソップ寓話の「北風と太陽」の話。社会人になって、この話を幾度と無く思い出すことになるとは、昔は想像もしていなかった。実際問題として、世間のベンチャー企業のとてつもない数の管理者が「北風と太陽」のどちらかを選んでおり、北風は脊髄反射型であり、太陽は信仰型であり、太陽を選ぶなら、それは大きな賭けに出たということになる。ともあれ成果において、北風が結果を出しているわけではないが、太陽も苦しく、現実として、攻め込まれて厳しい体勢の本人がイソップ寓話の「北風と太陽」を、そんな物語を知らないと言い張る事例も多い。北風の人は本人が望んで北風なわけではないのが大多数だ。太陽の人には、もしかすると今まで一度も会ったことが無いかもしれない。