いつの日にか、一億の人間が


オフコースの「一億の夜を越えて」が、こんな歌だったとは。


もっと、全然そうじゃないと思っていた。いきなり目隠ししてアクセルを踏み込んで自殺してしまえ、俺だけ、飛ぶぞ、夜の海に、的な、その、暗黒な疾走な感じを、歌ってる歌だと、完全に勝手な思い込みで、そう思っていた。


まあ、そんなわけがない。今、ふと思い出して聴いてみて、歌詞を確認したら、なんか全然、思ってたのと違うし、普通に単なる、俺はやるぜ的な、普通の歌に過ぎなかった。


まあ、オフコースだし、そんなこと、冷静に考えたら、すぐわかることではあるが、でも子供の頃の思い込みというのはすごいし、むしろずっと、そう思い込んでいたほうが良かったかもしれない。


いくつもの靴を はきすてた

いくつもの星が 流れた

いつの日か 一億の人間を

誰かが嘲った

いいさ。いいさ。向こう側へ

突き抜ける。向こう側へ

あいつがイッてる、あいつがイッてる

彼女はハイになって

毎週、日々、毎時…

向こう側へ

ハッハッハッハッハッ!!