コの字


L字型カウンターではなく、コの字型。この形式の様式美というか、客同士の向かい合わされた出会いでもなく遮断でもない絶妙な関係の演出。誰かの言葉に、誰かが応えるのは、それは会話ではなく、ただ投信のくりかえしだ。コの字型というだけで、俄然、ステージ対観客的な構図が強まる感じがある。統御・制御に向いた、実利的フォーメーションとあらためて思う。