Los Hermanos / Larry Heard - Liquid Room 4th Anniversary


…いい年して、オールナイトのイベントなんかにのこのこ出掛けるというのも考え物ではないか?とも思ったのだけどlos hermanosの事はやっぱり好きなので行ってきた。結果的には予想を遙かに越えて楽しい時間が過ごせて超良かった。でもさすがにへとへとになった。もう若くないんだから楽しい気持ちと体力とを常にはかりにかけてないとあっという間に死んでしまう。。始発電車で朝帰ってきて普通に寝たけど今日は一日ぼんやりしていた。


最初DJ Mark FlashのDJからスタートしたのだが、これだけでもう素晴らしすぎた。結局これが楽しすぎて、いよいよメインのlos hermanosが出てきたときにはなぜか最初ほど盛り上がれなくなってしまったという、ほとんど本末転倒な事になった。los hermanosって、やっぱり普段の生活の中で聴いてると抜群に良いのだが、でも逆にこういう場所だとむしろバキバキのゴリゴリがベタに繋がってるのをすさまじくデカイ音(素晴ら死!!)で浴びるように受け止めてる方が全然楽しいと思った。いや最初los hermanosが出てきて2st一曲目の「Amazing Spaces」のintroがぐわーっと鳴りだして、うわー来た来たと誰でも思う興奮する訳だが、そのあとの次の曲へと流れ込むまでが妙に間延びしてるというか、なんかあれ?っと肩すかし食らう感じになった。その後もそういう瞬間が何度か感じてしまって、それがきっかけかどうか知らないけどじょじょに猛烈な披露と睡魔にゆっくりとむしばまれていって、そのままぐったり感に襲いかかられつつも頑張った…とはいえ「The Very Existance」とかライブならではの荒々しくも透明感のある吹き抜けていくような楽曲が空間に満たされていくときの感じとかはやはり素晴らしいし「Queztal」だって素晴らしいに決まってる。なにしろ「Queztal」と「Central Nervous Systems」が続けて繰り広げられてしまい、そうなったら盛り上がらない訳がないだろ、という感じでこの瞬間が一番の白眉だった。で、もちろんその後のLarry Heardのプレイも大変素晴らしくて…素晴らしい、という事は感じるのだけど、もう体力的にキツクて(笑)…で途中で出たら朝がほんの少し青みがかった明るさに染まり始めていた。午前3:50くらいだったか?


やっぱりこういうシカゴハウスとかデトロイトテクノとかもそうだし、もっとソウルとかガラージュとかでも何でも良いけど、そういうビートの強調されたダンス・ミュージックというものがサウンド・システムの力ですさまじい大音量で鳴っているという事の素晴らしい力強さを久々にまざまざと感じさせられた。とても素晴らしい体験で、またすぐにでも味わいたい気持ちでいっぱいだ。でもくどいようだが乏しい体力をマネージメントするワザを磨かないと…