Dazed And Converted


動画をiPodで観るためには元のファイルをmp4にコンバートしないといけないのだが、その変換操作に僕は以前から某メーカーのシェアウェアを利用している。動画コンバートにおける幅広い形式に対応してるので、もう何年も前から結構使ってるソフトウェアなのだが、最近のiPodのせいで、俄然利用頻度が高くなってきた。で、そういえばもう随分使ってるけどバージョンアップとかしてるだろうか?と思ってそのメーカーのサイトに行ったら、思った通り随分UIの刷新された感じのコザッパリと現代的な雰囲気になった最新版がリリースされていた。なのですぐダウンロードして使おうと思ったのだが、新たにインストールされたアプリにシリアルナンバーを入れても動作しない。何度やっても駄目。色々調べたけど動かない理由がわからない。なので、仕方がないのでサポートに問い合わせメールを出した。そのメーカーのサポートページは、なんだか結構気合いが入ってるというか、商売人的やる気を感じさせる雰囲気で、メールを頂いたらどんなに遅くとも数時間以内には見るし、その後さらに数時間以内には、何らかのレスポンスをします。なのでもし、たとえば送信後3日とか経過しても音沙汰が無いような事があった場合、それはおそらくあなたの出したメールが何らかの原因で弊社に届いてない可能性があるので、そんなときはどうか是非、もう一度送信して下さい、とある。すごいクオリティ保証じゃないか。その心意気をリスぺクトしつつ、わりと丁寧な文面で症状と対処方法ご教示のお願いを出した。


…送信後3日たって、何の音沙汰もない。おぉ、やるね!と思って、どうしようかしばし考えたのだが、このまま泣き寝入りするとコンバートが出来ないし、それは困るので、しょうがないのでもう一度出した。


…さらにその約30時間後、そのメーカのサポートチーム名義で、あきらかに日本語の読み書きを習得して、未だ日も浅かろうと思われる雰囲気を行間から漂わせまくった感じの、日本語による返信メールを受信させて頂き、内容を拝読させていただいた。ちなみにそのメーカーは日本のメーカーであるが。。その文章はすべて細明朝フォントで書かれたHTMLメールで、なにやらすごい迫力を醸し出した文面である。でもすごく一生懸命な感じが漂っていて、何かすごくこころにうったえかけるものがあって、良いのだ。約束の通り、ちゃんと返事をくれたのが嬉しかったし、何とか頑張って言いたいことをこっちに伝えようとしてくれてる感じが、文面から滲んでくるようで、その心意気自体が嬉しくて、何だかちょっと爽やかな良い気分になれた。


文章の論旨はかろうじて理解できた。非常に明快かつ単純な事で、簡単にいうとつまり、あなたが引き続きこのアプリケーションを使いたくば、あとこれだけの追い銭を払いなさい。そしたらアップデート扱いにさせてあげますよ、という事で、その手続き方法が、以下延々列記されていた。


なので、さっそくこの週末にでも手続きさせて頂くつもりだ。