箱根へ


明日は箱根へ。仕事が忙しく予定がさっぱり立たず、旅行も今年はもう行けないかと思っていたが、半月前に、急遽行く事にして、予約を入れた。。季節外れの、どこと言って見るべきところもない冬の箱根。温泉入って飯食ってぼんやりするだけだが、でもそれでも予約したら、当然のことだがやっぱりその出発日を無事に迎えたい訳で、予約日以降、今日まで、ひとまず、とにかくお仕事の方が、万事問題なく滞りなく進んで、そのままいつもの通りの、普通の週末が来ればいいなあと思っていた。本当、週末に普通に旅行に行くだけなんだから、週末が無事に訪れてくれるだけで、それだけで良いのだ。それだけを願っていた。。全ての「借金」や全ての「約束」や全ての「返答」は、旅行の後で全部一挙にお返しするし、必要であれば謝罪します。土下座しても良いです。何でも言う事聞きます。…だからその週末2日間だけ、それだけでいいから許して下さい…と、誰彼構わず、わめき散らしていた…という訳にはさすがにいかないので、密かに心の中で念じていた。…何度か、一瞬、ひやっとした。うわーもう駄目だキャンセルだと、予約した日から今日までの間に、2〜3度思った。思ったよりも相当色々あった数週間で、何でだよもう!と天を仰いで神様を呪った回数も数知れず。何か僕、最近運が悪いわ。と思った事もやはり数知れず…とりわけ、もっとも危険な匂いが立ちのぼり全身に冷や汗をかくほどの緊張感だったのが、今日だ。いや今日はマジで、ひやひやした。この期に及んで、全部パーになるかとさえ思った。坂中さん明日は何やってんの?とか言われたりした。相手が社内の人なら「休暇だよ!旅行だよ!」と言えるけど、そういうのが通じない立場の相手もいる。マジでやばかった。もし状況が最悪の方向へと進んだなら、場合によっては床に堕ちてる細いLANケーブルを相手の首に巻きつけて一気に始末してしまい、でかいダンボールに入れて、週明け戻ってくるまでの間、鍵付きキャビネット内に隠しておこうかとさえ思ってしまった。が、悲劇はかろうじて回避された。一命を取り留めた事に気づきもせず、相手は去って行く。僕も暗く研ぎ澄まされた心を平常に戻しながら、何とか自宅に生還した。。からだ中にたくさんぶら下がっている色とりどりの様々なチューブとかケーブル類を無理やり引きちぎって、相当強引に現場から離脱して、千切れたケーブル類をずるずると引きずりながら帰ってきてしまったかのような感じ。そして明日早朝から、季節外れの、肌寒い、雨の降る箱根へ行く。