インビクタス


インビクタスを観た。クリント・イーストウッド…という感じで面白かった。マット・デイモンという俳優の出ている映画はそれほどたくさん観ていないが、はじめてこの俳優をいいかもと思った。この人が指揮官の役をやる戦争映画があったら観たい(プライベートライアンは指揮官じゃないからだめ。ちなみにあの映画でのトム・ハンクスではちょっとイマイチ)というか、よく考えたら自分は最近のクリント・イーストウッド作品の中では「硫黄島」の2本をまだ観てないので、今度借りてきてみようかと思った。あとチェンジリングも観てない。


細かい事だがマット・デーモンがお茶に呼ばれて官邸に行ったときの、お茶を運んできたおばさんの醸し出している雰囲気が良かった。いや良かったというか、ある種の緊張感を感じた。そのおばさんとモーガン・フリーマンとのやり取りは、まったく何でもないものでありながら、そこにはものすごい断絶と、その断絶を融合させようとする意志というかそのシステムを稼動させようとする事とそれを信じきることのぶつかり合いがあるような気がした。(そのシーンにいわゆるそういう「映画的な意図」を感じたみたいな話ではなくて、僕が勝手にその2人の人間の間にそういう何かの妄想を見た、という事)


映画とは無関係だが、セネガルの歌手Youssou N'Dourの曲でnelson mandelaというのがあって、そのことをふと思い出して久々にyouTubeで聴いたらものすごく良くて、ちょっと深く感動してしまって今その状態なので、今夜はこれから引き続きyouTubeに潜る…