所沢


所沢にて、友人の結婚パーティーに出席。久々の友人たちに会う。


亮ちゃん相変わらずいっぱいブログ書いてるね。もうなんだかよくわかんない事とか色々といっぱい、毎日毎日書いてて、なんだかもう、ものすごい感じだよね。きっと亮ちゃんは死んでから有名になるよ。亮ちゃんみたいなパターンの人ってオレ見たことないもん。きっと独自路線でそのまま行くといいよ。みたいな事をM君から言われて思わず笑った。いやMくん、それは違う。僕みたいな人間なんて、じつはこの世の中にいっぱいいるんだよ。いくらでもいて、ありふれてるんだよ。


ビンゴで小さな扇風機が当たる。こないだサーキュレーター買ったばかりなのでちょっと勿体無かった。でもありがたく戴く。そういえば今日の午前中にiPhone4が来たので、それで動画をけっこう撮った。動画ってのは面白いものだと思った。


ところで、僕は実家が埼玉で所沢も近いので、所沢駅の立ち食い蕎麦が昔からとても好きで、それこそ小学校の5年生くらいのときから好きだった。西武新宿線で西武新宿まで行って、映画を観て、帰りに所沢駅で途中降りて、所沢駅の立ち食い蕎麦を食って、それで帰る。みたいなパターンを、中学生のとき何度繰り返したかわからない。


なので正直、今日も、それが食いたくて食いたくて仕方が無かった。せっかく久しぶりに所沢に来た以上、それを食わなければ甲斐が無いじゃないかという思いがあった。パーティーでお酒も食事もいただいた後にも関わらず、それを食いたい気持ちは消えてなかった。…でも、いくらなんでもパーティーがはねた後で、あの駅のホームに剥き出しのカウンターで、自分の後姿を人前に晒して、立ち食い蕎麦を食うのはいくらなんでも憚られる思いがしたので、じっと我慢した。だって絶対ホームに何人かは同じ会場から出た人とかいそうだし。いや所沢のあの店構えは、客に「自尊心を捨てろ、気取りを捨てろ、恥ずかしさを捨てろ、それができてはじめてお前はここのそばを食う資格があるよ」といわんばかりの格好になっている。ほとんど、電車の到着を待つ女性のすぐ傍らでどんぶりを手に持ってがつがつ食うみたいな状況にすらなる。…でも、やっぱり食いたかった所沢の狭山そば。かなわなかった夢。失望に悄然としたまま、仕方が無くファミマのとろろそばを買って帰った。