三、四分


やっぱり今日は書くのはあきらめよう。そして寝よう。あきらめが肝心だ。過ぎ行く夜を惜しむのはもうやめよう。そう思ったら、少し気持ちが、楽になった。


さっきまで寝ていた。さっき起きて、部屋が散らかっていたので片付けて、風呂に入った。お風呂は気持ちが良くて、さっぱりするね。お湯に身体を浸けているのは本当に快適だ。まあいいか。それで身体を拭いて、着替えて、ビールを飲んで、今ここでこうしているのだ。で、さすがにもう寝ようかと思っているのだ。もうよかろう、そう思っている。


今!!さっき見ていた夢を急に今思い出したのだ!ふいに、浮かび上がってきた。いいかい今から、そのことを書くぞ。街中に僕がいるのだ。雑踏の中、横断歩道の途中かな。


だめだ。また忘れた。わかんなくなってしまった。曲が最後の曲になるまで粘っていただけ。あと三分か四分。でも三、四分ってけっこう長い。よく思うけど。