目薬


 ようやく風邪が治りかけてきた。目も結膜炎のように炎症を起こしていたのが、今日はかなり正常になってきた。なので、ちょっと尚早だが久々に水泳した。久々にしてはかなりいい感じ。

 目がおかしかった昨日までは、両目ともに、妙なむくみというか、腫れた感じというか、常に違和感があって、しかも数時間もすると少量の目脂が目の淵に生じているような状態で、朝起きた直後などは目脂で目がうまく開けられないほどだった。なので市販の目薬をよく差して、そうするとそのときだけは非常にすっきりとして快適になった。でもそれは気休めで、このまま週末になっても治らないようならまた病院だなと思っていたのだが、今日の感じだと、このまま放っといても治ってしまいそうだと思うがどうか。

 目薬が子供の頃からほんとうに苦手で、元々、目という器官に対する生理的嫌悪感というか、恐怖感のようなものが僕はあるので、僕に言わせればコンタクトレンズを使う感覚とかは自分の理解範疇を越えているし、目薬でさえも相当、抵抗はあるはずだった、のだが、目薬はやっぱり気持ちのいいものだということをはじめて知りました。さわやかな香りとちょっとした刺激で、頭の奥の方まで沁みこむような、如何にもながら、なんか単純に効いた気になれていい。それで、目薬気持ちいいなあとか思いながら何日か続けてやってたら、左目に差すのはかなり上手くなった。ほぼ一回で、確実に瞳の真ん中に一滴を投下できている。しかし、なぜか右目が、全然上手くいかない。何度やっても、必ず同じように失敗する。一滴目はまつげのちょっと上、二滴目は目の下に落ちる。消化不良な思いにもやもやとする。どちらも、すっと一発で、終わったあと、ほとんど拭かないで済むくらい、キレイに決められるようにならないと。