春・mince


先週までのばたばたが、まさに過去となって、今週はまた新たな事案がばたばたとあらわれる。大変、けっこうなことだ。毎週毎週同じことのくりかえしよりもずっといい。せっかくなら、どうせここにいるなら、ぼんやりしてるよりも、ハイエナ状態でガツガツと利益をむさぼろうとするほうがいいのだ。いい話なら、ばたばたと動くのだ。しかしながらだ。それにしても、この空気の温み方はどうだろうか。だらしなくだらしなく、なにもかもの、手元のたづなが、みるみるうちに、ゆるんで、ゆるんで、ぐらぐらと、あそんでいる。春になって、ゆるゆると空気が緩んで、もっと皆が、ガツガツして、だらだらして、ガツガツして、だらだらして、最後には、霜降りのひき肉みたいになってしまいました。桜のようなピンク色の、ふっくらとした、粘り気のある、香りの良い、もちもちの、ふわふわの、国産のお肉です。