生涯


注文したトニー・ブラウン「ジミ・ヘンドリックスの生涯」がamazonから届いた。日本語訳の初版は1993年。その少し前、高校を卒業して間もない頃の僕は、海賊版専門雑誌GOLD WAXの「ジミ・ヘンドリックス体験」を熱狂的な思いで読んでいて、その連載の元ネタであったであろう本書を、今眺めるのはたいへん感慨深いのだった。この本、横書きで西暦と年月日と出来事がひたすら羅列されていくだけの本だが、一番最初の記載がなんと1783年で、曾曾祖父Mrヘンドリックの誕生から始まる。以降もわかるものは年月日まで記載されて、父方と母方双方の出生や育ちの様子が記されていく。


もちろんジミ・ヘンドリックスのデビューから死去までの数年間にぐと焦点が寄った本なので、それはプロローグに過ぎないのだが、それにしても曾曾祖父から書き出そうとする情熱というか偏執的感覚には驚かされる。


ジミ・ヘンドリックス「多くの若い子たちはみんな自分たちが正当に評価されてないと思っているから、はけ口を求めてうるさくて、暴力的なものに惹かれるんだ。」