手紙


今日、土曜日か。まだ休むのか。さすがに休みが長いな、と感じる。


Iさんから、香典とお手紙を郵送で受取る。もうずいぶんお会いしてないけど元気だろうか。


もし容態を知っていたら、本人から悪態を受けること覚悟で、お見舞いに行けたのに、又、お別れ出来たのに、悔やまれます、と書かれている。


二十代からの付き合いだった、親子とはまた違った交流があった、とある。Iさんは父とはおそらく喧嘩も散々してきて、ある時期からほぼ絶交というか長く会わず、しかしこの年になれば、総て笑いながら、いっときの交流も、できたかもしれないのに、悔やまれると。訃報を聞いて以来、落ち着かず、ぼーっとしてしまうと。


読んで心が痛む。書き手が読み手の僕を責めていると、そう思われて痛む。そう思いたい自分がいる気もする。書かれている通り、何も報告できなくて申し訳なかったと思うが、しかしこれほどあっけない結末になるとは予想していなかったと、それを思い出しもする。しかし、それでももう少し、どうにか考えて、何かやれることもあっただろうか。


親って厄介なものものでしょう、とある。子は親を選べないしナー、あなたが誕生したとき、私は功一郎さんと一緒に、病院へお目にかかりに行ったんですよ、と。