ホタルイカの豊漁はけっこうだが、近所のスーパーだけの問題かもしれないけど、今年は枝豆の出荷が例年より遅くないか。茹でたばかりの枝豆をビールとともに食すのは、毎度のことながら季節の到来をはっきりと確かめることのできる重大なイベントである。例年ならすでにいくつもの品種が食品売り場の一角を占めているはずなのに、まさか今年は不作とか、そのようなことがないのを願う。

あとはカツオのことも心配している。最寄りスーパー鮮魚売り場の現状に一抹の不安をおぼえる。今年の千葉県産のカツオは、いつ頃出回りますでしょうか。

降る日でも、晴れの日でも、部屋の窓を開けて、室内に風を呼び込みつつ、注がれたビールのグラスが曇るのを見て、茹でた枝豆から昇る湯気を眺めて、刻んだ青葱と生姜、薄切りの玉葱に茗荷(にんにく不要派)、準備は万全ですので、あとはどうか新鮮なカツオが手に入りますように。