オフィスの窓に近い側の照明だけ消して、奥側だけを点けた。蛍光灯の色と自然光の色なので明るさの質が全然違うのだが、かすかに窓側の方が明るい感じにみえる。そのちょうど真ん中へんに僕の座席があるのでそこに坐って、明るさと暗さの中間地帯に位置するディスプレイに向かって夕方まで仕事。


帰宅の際、夜七時前後の、この季節特有の空を久々に見た。雲が浮かんでいて、ほぼ沈みかけた夕陽の残光が下側から空の下三分の一程度を赤く染めていて、上から青い幕がさーっと降りてくるときの、おそらくあと十五分もすればもう夜になってしまう直前の空。毎年そうだが、この季節のこの時間の空と、その下に広がっている町と建物と光と喧騒と人々をみるとき、ああ人間の世の中に僕もいるんだなあという、如何にもな感慨についふけってしまう。


明日が異様に早朝の出勤なので今日はもう寝ないと。でも何がどうあれ、季節が良いと心身ともに軽快な感じでいいですね。