画廊内の様子


来週明け位にはギャラリー現のウェブサイトでもQuickTimeプラグインを使ったパノラマ画像を参照できるようになると思うが、ここで一足早く、搬入〜飾り付けを行った直後に僕が自分の携帯カメラで撮影した画像を掲載します。大体、このような感じだ。


ギャラリー現:搬入完了(2007/6/16 21:00)
   
  



で、実はこの時期から遡る事2ヶ月前の4月半ばに、僕は「実際に画廊に展示されたときのイメージをざっくり知りたい」と思ったので、どなたかの作品が展示されている画廊内のパノラマ画像をグラフィックツールで加工し、そこに自分の作品を撮影したデジタルデータを嵌め込んでみて、云わば架空の展示状況の画像を作っていたのだ。それが以下である。参考までに掲載します。


フォトレタッチしたイメージ(2007/4/21)
   



ひどい加工画像だが、大体の何となくの、ざっくりとした雰囲気だけ掴みたかったので、時間掛けずに適当に作ったのはご覧頂ければわかるだろう。…しかし、実際搬入を終えて帰ってきてから、これらをあらためて見てみた時に、へえ?と思うほど、現実のとさほど違わない雰囲気である事に驚いた。というか、あらかじめ想定していた虚構のイメージを、現実がもう少し勢いよく超えてくれる事を期待していたのが本音だったと告白しなければいけないのだが…。


まあしかし、こういうのが感じさせるのはあくまでも「ざっと一覧したときの感じ」に過ぎなんで、そういうのを意識し過ぎではないか?と自己反省の思いも感じる。そもそも、こういうシミュレーションしてる事自体がすごい小心者っぽい。こうやって展示などをすると、作品自体を丹念に観るという事の感覚を見失ってしまう。


作品自体を丹念に観るというときの感じを、写真で「こんな感じ」と伝える事は不可能だ。…という訳で、ここに掲載されてるのは「想像で作った虚構写真」と「実際に撮影した現実写真」なので、ここまで御読み下さったとしたなら乗りかかった船ですから、せっかくなので是非銀座までお越し頂き、写真では判らない「現実」を皆さんの肉眼でご確認頂ければと!