Green Tea


今から15年ほど前にニューヨーク旅行したのだが、そのときヴィレッジバンガードに行って観たのがShirley Hornで、でもそのときはヴィレッジバンガードに行くという事自体が目的で、その場にさえ行ければ正直、誰の演奏だろうがどうでも良かった。そのときたまたまShirley Hornだった、というだけ。Shirley Hornのような音楽を当時は全然良いとも悪いとも思わなかった。今思い出せば、一流の料理を非常にいいかげんな気持ちで食い散らかして大量に食べ残してきたかのような罪悪感を感じなくも無い…。


Youtubeで、Shirley Hornを探して聴く。Blue In Greenを聴いて、続けてMiles Davisの同曲も聴いて、さらに続けてJohn Scofield Trio の2004年のライブでの同曲も聴いて、と思ったらジョンスコの方がBlue In GreenではなくてGreen Teaという曲だった。というかジョンスコすごい!なんちゅうギターだ。せっかく真夜中のしっとりしたBlue In Greenモードで良い気分だったのにすべて「台無し」にしてくれてありがとう!でもジョンスコ素晴らしい。「台無し」にされる事だけが音楽のよろこびです。しかしこのギターは。。


■Shirley Horn "Blue In Green" (Miles Davis)
http://www.youtube.com/watch?v=jn51v_cMHCw&feature=related


■Blue in Green by. Miles Davis
http://www.youtube.com/watch?v=PoPL7BExSQU&NR=1


John Scofield Trio - Blue Note NYC. 2004
http://www.youtube.com/watch?v=nVaotTRHExE