ちょっと前に話題だったJames Blakeとか、最近話題のAndy Stottとか、みんなある意味、昔でいうところのトリップホップ的、といえば、そうかもしれなくて、最近は、じゃあ久々に、と思って、Trickyとか、Nearly Godとか、Massive Attackとかを、iPhoneに取り込んで、それでも結局、ずっとdjayのオートプレイで聴いてると、たくさんの曲の中から、いつ再生されるかわからないので、もう一ヶ月近く経って、忘れた頃に異様に懐かしい曲がかかるというパターンで、だいたい驚かされる。まあ僕は、もともとトリップホップ的な音楽がそれほど好きじゃないのだとあらためて思った。音の鮮烈な物的様相を垣間見せつつ、過激に織り込みつつ、でも意外と雰囲気っぽいというか、なんとなくのムードで終わってしまうような感じがしてしまう。だから最近でも、James BlakeもAndy Stottも、なんか聴いたことある感じだなあとも思ってしまって、そんな理由から、心から夢中にはなれない感じ。昔で言えば、Trickyだと自分の場合2ndはまあまあ好きで、3rdはバックミュージシャンがほぼ全員ニューヨークジャズ派の人々だったので、もう別格に好きで、これは最強に素晴らしいと思っている時点で最初からトリップホップとかを聴く資格がないようなものだ。Massive Attackは2ndのクオリティはやはり素晴らしいと思うが、これは単体として素晴らしいのであって、ジャンル的にどうこうではない気がする。Nearly Godは当時はほんとうに、今もっとも最先端の音楽、みたいな思いで聴いてたようなところもあるけど、なんとも、それほどでもないよね、というのが正直なところだろう。これも実際、曲によるのだけれども。まあ結局、すべて例外なく、なんにせよ、曲によるのだけれども。まあ、…やっぱりRhythm & Soundなんかはすごいということかもしれない。・・・今までの話と関係ないような感じだが、でもRhythm & Sound一枚の前に、トリップホップが何枚対抗してもかなわないのではないかというような思いがしてくる。Rhythm & Sound実に凶悪。手でさわると、ほんとうに、ざらざらだからな。しかも長い。ずっとブツブツ、パチパチ言ってますから。