テレビを付けたら「3-4X10月」がやっていた。最後の30分くらいを観る。映画の舞台が、おおむね、狭いところに居ないのですくわれる思い。狭いところに居ない、というのは、人間としてはじつにありがたいことで、それだけでも充分にめぐまれていることかもしれない。僕なんかも、もう毎日、ひたすら満員電車に揺られているだけの有様ですから、ああして殺風景な景色のなかで、ぱーんと鉄砲に撃たれてうっとり死んでいく人を見ただけでも、ああなんとゼータクなことか、、などと思ってしまいますね。まあでも、死なれてもなあ、とも思うので、もっとグダグダした映画が観たい。ずっと酒のんでるとか、よくわからない偉い貴族が延々舞踏会しているとか、そういうのの方がいいなあ。