今週から、プルーストの「失われた時を求めて―スワン家のほうへ(岩波文庫)」を読み始めている。ついに…僕が、こんな名著を読んでいる…。僕のこれからの人生において、プルーストの本を読む機会が訪れるのだろうか?いやあ、たぶん無いだろうな…、と、それまでは思っていたのだけど、とりあえず実際に100ページくらいまでは読んだ。このままひたすら、最後まで読むかどうかは、今のところかなり微妙だけど、でも読む可能性も少しはある。しかしそれにしても、これは意外に、通勤電車の中で、眠さで朦朧としながら読むにはうってつけの内容である。本の内容自体が、朦朧と夢うつつで、これを書いてる人も、もしかしたら眠さで朦朧としながら、うとうとしたり、はっと気が付いたりしながら、書き綴ったのではないかと思われるような感じがある。