金曜日の夜は横浜〜秋葉原と流れて朝まで。家に帰ってすぐ寝る。起きたら午後二時。雨上がりの曇天。図書館に本を返して、その後少し公園を散歩する。あまり食欲もなくて、酒ものみたくない。簡単に夕食のあと、たしか夜十時くらいに早めに寝る。ら午前五時。この季節特有の、ふわふわとした貧血感があって起きているのに不思議なまどろみのなかにいるような心地よさ。天気が良さそう。
ガーシュイン作品集をツタヤで借りてきて聴いている。本当にものすごくアメリカな音楽。オーケストラによる演奏だから、その臭味というか独特な感じが余計に強く感じられる。捻れと濁りを含んだまま、手でさわれるくらい単純で明確にされた何か。和音の中に含まれるいくつかの感情要素。おそらくこれこそがブルース。フレーズを作ってそれが反復されているのではなくて、最初に反復運動が、無数に吐き出された人の声や呼吸の音、胃や肺と口を行き来する空気の音としてあり、それがいつの間にかルール化されていき、フレーズとなったということなのか。