素晴らしいウネリ。そして、深い。。何度聴いても熱い。グルーヴが、熱をもった気合が、一瞬で空気中に広がり、凍って、霧散していく。完璧な回答、という感じ。唖然とするくらい単純な、ほとんど音楽と呼ぶのさえ憚られるほど単調なシークエンスの反復を、R&Bというのは、R&Bだけでなくおそらくロックや、テクノ、ブルースといったジャンルの音楽ならすべて、最初から決まりきったことをやっているだけだが、肝心なのはそこを通り過ぎていくときの、ある一瞬に今までの記憶すべてが全部乗りかかっているのが、ふいに一瞬だけ全部むき出しになってしまうかのような時間があるかどうかだ。そして、この無意味一歩手前の歌詞の素晴らしさ。吹き抜ける 悲しみを 僕にも、って、いったい何を言っているのか?まぼろしでも見たのか。