今年の感想を一言で言うなら「とにかく時間の流れが速すぎる」の一言に尽きる。この分だと、自分の一生が終わる日もそう遠くないと冷静に感じられるほどだ。正直、この一年、などという言葉で思い出すほどの時間の厚みをまったく感じない。一年前は、ほんのついこの前のことに過ぎない。一ヶ月前と一年前とに区別が付け辛い。だからもちろん、成長も進化もしていないし、ほぼ変更がない。もしかすると自分はWindows2003Serverなのだろうか?自分がもう終局を迎えつつあることを、まったく自覚していなくて、今日も明日もいつもどおりガリガリと動いているだけだ。もしかすると自分はWindowsXPなのだろうか?もうサポート終了して久しいのに、まだ平気でリスクも意識せずに動き続けている。そんなものなのだろうか所詮は。
「赤毛のアン」は、明日最終話を見たら終了。アンは成長した。美しい16歳の女性。若い活発さや美しさと、生きる困難さとは、たしかに親和的なものだったかもしれない。それが、ティーンエイジという時代だったかも。終局に向けて、暗く悲しく、そうなっていくところが何ともリアルだし、気が滅入るのだが、人間なんてもしかすると、終わる直前になったら、多少なりとも苦痛や悲痛感をおぼえないと、自分のこれから迎え入れるものを意識できないのかもしれないですね。だから苦痛も不安も恐怖もある意味ありがたいと。