ジャームッシュ以降


柴崎友香「公園へ行かないか? 火曜日に」を一昨日読み終わって、いろいろと自分なりに感想をまとめていて、それが予想以上に難しくて、いや、今にはじまったことではないのだが自分は常に柴崎友香について何か言う自信がないというか、どうも思ったことを表現できるぴったりした言葉が見つからないといつも思っていて、本作もすごく面白かったのに、そのことについて考え直していこうとしてもなかなか難しいと思って、無駄に言葉を書いては捨てるばかりで、それでもなんとなくもっともらしく、(最初やたらと長くなったものを思い切り削っていってシンプルにして)けっこう短めで、あまり大げさではないがそれなりに自分で納得できる程度の感じにはできたかもしれないと思って、それをここにアップしようとしたのだが、アップする前に保坂和志が書いた「ジャームッシュ以降の作家」という柴咲友香論を久々にもう一度読もうと思って、「きょうのできごと」の解説を読んだら、今更だが、これはすごいなと思って、その解説もすごいのだが、柴崎友香が、やはりとんでもなくすごいなと、今更のように感じ入ってしまい、そのまま「きょうのできごと」を再読し始めてしまった。なんというか、これがデビュー作ってとてつもないことだなと。そして…アップしようと思ってた文章は当然ボツにした。


保坂和志ジャームッシュ以降の作家」はここで読める。
http://www.k-hosaka.com/nonbook/jarmush.html