坂田尚子の「FLOWER CLOUDS」を銀座山野楽器のCDフロアで偶然見かけて、坂田尚子という音楽家をはじめて知ったのは今から十年前のこと。その場で視聴して、これはいいかもと思って、そのまま購入したのだった。自分の場合そういう購入の仕方は稀なので、今でもよくおぼえている。
いまふたたび聴き返して、やはりいいなと思う。冷たくて静謐な抒情性と、無機的で不協和音的な要素とのバランスが絶妙なのだ。
FLOWER CLOUDS - NAOKO SAKATA TRIO – 澤野工房
以下の映像ははじめて観た。
jazzahead! 2013 - European Jazz Meeting - Naoko Sakata Trio
ヨーロッパを拠点に今も旺盛に活動しているようで、僕は最近の音は未聴なのだが、アルバムジャケットを見るかぎり、なんかすごい方向へ行ってしまった感もあるが(というか、もともとそういう志向の素質を濃厚にもっている人が、まさにそっちへ進んでるということなのかもしれないが)…このあと順次聴いていきたい。