「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」は僕だけのもの


Perfume?Complete Best?(初回限定盤)(DVD付)


コンサートとか、イベント会場などの場所に集うという事に、軽く屈辱を感じたりしないだろうか?僕だけかもしれないけど、基本的にそういう場で「ステージを観るためにチケット買って、わざわざここに来ました」。っていう状態のとき、何か屈辱感っていうか恥ずかしさを感じるという…。その音楽が素晴らしい程「僕はあなたの信者です」と露骨に言いたげに見えたらやだなーとか、そういう事を考えてしまうという…って病気ですねこういう性格は。


で、Perfumeの話だが、「エレクトロ・ワールド」発売記念イベントの配信映像を、結局あれから80000回くらい繰り返し観てしまった訳だが、ステージであーちゃんが今度出る新曲やらアルバムの話をして、かしゆかが相槌うってる。


可愛いといえば可愛いのだが、まあはっきり言うと僕はそういうのは、実はどうでもいいっつーか、まあもっとはっきり言うと、あんな小娘3人をありがたがる気持ちは全くないんです正直なところ。(まあ、かしゆかは少しだけ可愛い正直なところ。)


じゃあなんでPerfumeで大騒ぎしてるのか??っつーと、僕も上手く説明できないのだが、たとえば、あーちゃんが如何にも最近の若い娘ですなあといった感じのトークを続けてて、最後「じゃあ聴いてください。エレクトロ・ワールド」とか言って間髪いれずイントロが流れて、3人がぴったりの動作で右・左と手を動かす瞬間とか。


ぼく、もう既にそのあたりで、感動に胸が詰まってしまうんです。。。


なんつーか…さっきまでただの10代の小娘だった3人が、急に人間じゃない何かに変わっていくような感じがするっていうか…神々しいありがたい御神体で在らせられる感じが漂うっていうか、まあこの辺で、とっくに理解してもらえると思ってないですがそういう事なんです。っていうか、それって普通にタダの痛いファンじゃん。アレなんだこれ!?


Perfumeというグループはなんだかんだ言っても、まだまだしばらくは営業を頑張らないと行けないような、下積み時代まっさかりなグループと言えるのだろう。こういう状況のグループを気に掛けている場合、当初気に入った筈の音楽的な部分とか、微妙なニュアンスとかを、簡単に見失うのだ。で、気付かぬうちに、細部を気にしない単なる応援団的な怪物野郎になってしまうという…観る側っていうのは、そういう事ではまったく駄目なのだ!


・・・って思わずBold指定してしまったものの、何の話だっけ。ああそうだ。アルバム「Perfume 〜Complete Best〜」出たから買いました!!即効買いですよ!!


新曲は一曲だけ。但しエレクトロワールドはシングルと別Mix(良い!)。このアルバムトップを飾る新曲「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」の素晴らしさは、なんと表現すれば良いのだろう…。本当に、素晴らしい楽曲制作スタッフを抱えた、まさに「旬」としか言い様の無いミュージシャンズ。と断言できるクオリティである。お見事です。


・・・なんと言うか、今日一日だけで、もう何度リピートすれば気が済むのかという程繰り返して聴いてしまい、ああしばらくの間、この一曲さえあれば、なんとか元気でやっていけるなあ。などと思ってしまうような、切なくも美しく、力強い一曲なのであった…