ビーチボーイズの不思議


なぜこれほどコーラスがすごいのか?
なぜこれほど素晴らしい曲を書けるのか?
なぜこれほど素晴らしいアレンジができるのか?
なぜこれほど素晴らしいライブ演奏ができるのか?


ビーチボーイズのライブ盤での歌と演奏の上手さにはほんとうに驚く。今まで色々なロックバンドのライブ盤を聴いてきたけど、ビーチボーイズは比較を絶してすごいと思う。所謂ソウル系のグループとかコーラス系のグループなら、まだ話はわかるのだが、ビーチボーイズはあくまでもバンドである。すごいバンド然とした演奏で、しかしあのコーラスでハモられるとマジで気が遠くなってしまう。smileとかpet soundsの素晴らしさもたしかにビーチボーイズの魅力だが、今の僕は断然「Beach Boys '69」(1970)ならびに「In Concert」(1973)の二枚をもって、ビーチボーイズの凄さはこれに尽きると言い張りたい。


あと、私が選ぶビーチボーイズ・ベスト・セレクションを作ってみました。曲目は以下のとおりです。これはもう、素晴らしいラインナップです。


 1. Walk On By (20/20)
 2. Friends (Friends)
 3. Please Let Me Wonder (Today!)
 4. California Girls (In Concert)
 5. Aren't You Glad (Wild Honey)
 6. Girls On The Beach (All Summer Long)
 7. Be With Me (20/20)
 8. Wendy (All Summer Long)
 9. Anna Lee, The Healer (Friends)
10. Here She Comes (Carl & The Passions)
11. I'm So Young (Today!)
12. Little Bird (Friends)
13. Graduation Day (Studio Version) (Summer Days (And Summer Nights!!))
14. Surf’s Up 1967 (Solo version) (The SMiLE Sessions)
15. The Warmth Of The Sun (Shut Down Volume 2)
16. Be Here In The Morning (Friends)
17. Darlin' (In Concert)
18. Keep An Eye On Summer (Shut Down Volume 2)


やはり僕は、アルバムでは「Friends」が好きなのだ。じつに好きです。で「PetSounds」や「smile」から一曲も入ってこない。なるほどそういう傾向なんだなと感じる。まあ「smile」なんかは一曲だけ抜きだして聴いてもしょうがないし、というのもある。


それにしてもビーチボーイズの曲は、並べ方によっていくらでもいい感じになるので、マイセレクションを作ってると楽しくて楽しくて、いくらでも時間が過ぎてしまいます。