午前中から制作。なぜだか今日は、描いても描いても、まだ描くという感じで、長時間の制作となった。とはいえ全体を通じて、あまり良い感じではなかった。先週「掴んだ」感覚を展開させられるのかと思ったら、どうにもつまらない感じになって、昔置き去りにした幾つかの何かと同一になってしまった感じ…って自分以外誰にも判らない表現で失礼します。…でも、決して良い感じではないのに、まだ描こうと思えばいくらでも描くとこがある感じ。たぶん大して面白いことにはならないのだけれど、描けば?と言われれば今すぐにでも加筆できるような感じ。やれやれ。
「絵を描いていて悩んだら、手を止めて頭で考えていても仕方が無いよ。手を動かして、描きながら悩んで、手の動きで打開していかなきゃ駄目だよ。」…なんてことを昔、言われたりしたけれど、僕はこれが根深く根底に刷り込まれてるのかもしれない。なんかとりあえず手を動かしてしまって、目の前のモノが結果的に台無しになっても、その残骸から何らかの新たなきっかけが拾えれば良いのでは?なんていう考えが、どこかにある感じ。これが抑制を欠くと、今日みたいにいつまでもいつまでもだらだら描くことになる。まあ良いことではないのだろう。やれやれ。でも自分でイマイチと思ってる作品を見ているのは、不愉快7割、面白い気持ち3割な、何とも複雑な気持ちである。
浴槽に漬かって保坂和志の本を読んでたら「(…)私は、つまり、論旨を手際よくまとめた文章に対して不信感を持っているとも言える。」とか「用語が比喩的な意味にすり替わってしまわないことは重要なことだ。」とか「小説とはその全体を使って、そう語るしかなかったもののことなのだ。「城」とはそういうものだ。」とか、書いてあって、そういう言葉ひとつひとつが、直接、本日の僕を批判するように飛び込んで来た。
…っていうか、まあ付け加えれば、こうしてこういう内容で文章にして、(でも、まあまあ、今日可能な範囲で精一杯制作した結果だからなあ)とか、仄かに自己満足を感じて、blogなんか更新してるっていうのは、もう救いようの無い阿呆の仕業ではあるまいか?とも思う。。ふざけた事書いて誤魔化してる場合じゃないかもしれないのだよなー。。もっと身も蓋もないのが現実の筈だろうからなー…。