いろいろバタバタしており、このブログも3日ほど空けてしまったので今日は(とりいそぎ簡単に)書く。土曜日は日比谷シャンテでアンゲロプロスの「こうのとり、たちずさんで」を観る。で、そのままちょっとみてみたかったクラブイベントに行って、そこで若干くたびれて午前3:30過ぎになってタクシーで都心まで逃げ帰ってきてそのままサウナに泊まって翌日は昼前にまた日比谷にかけつけ、ビクトル・エリセの「エル・スール」を観る。アンゲロプロス・テクノ・エリセのラインナップで超・疲れた。でも3時間程度しか寝てないでエリセで居眠りしなかったのだから僕も思ったよりすごいと思った。とりあえず映画に関しては、二作ともはじめて観た。なんというか、ものすごく両極端な映画を続けて観たなあ、という印象。最初にアンゲロプロスを観ているので、翌日のエル・スールがものすごく普通の映画に観えてしまった、というか。。いや、でもどちらも良かった。アンゲロプロスはもう、徹底的にやりたいようにやってる感じである意味最高に楽しめるし、エリセも勿論やりたいようにやってるのだろうけど、もっと目の前に現れようとしている何かに対して敬虔さがあるというか、そこで立ち止まって一緒に観ているかのような、そういう慎ましさというか懐の深さがあるというのか…。なんというか「巨匠」という言葉が本来もつ余所余所しく冷たい感じとは正反対の、暖かい内実をもった人間の作った映画という感じだろうか。。まあ感じたことや考えたことはまた後日ゆっくりと少しずつでも書くだろう。