他人事


年末年始の長い休みも今日で終り。とくに書く事もない。そういえば去年の今頃、たしか一旦書くのを休止したのだったが、丁度今もそのときの気分に近いものがあり、なぜかこの時期になると、毎日書くのが何となく嫌になってくるような感じがある。書くよりもほかの事をしていたいという気持ちが強くなるのだ。これはなぜなのか、1月という時期に何らかの関連があるのか、よくわからず不思議であるが、しかし今と去年の今頃と同じような気分である事は確かだ。でも今回はとくにすぱっと休止する事はせず、書いたり書かなかったりしながら引き続きだらだらと続けるつもりである。書かない、というのは、書く事から完全に切れる、という事では全然なくて、結局、書かないという事をひたすら継続しているに過ぎないのだ。という事を去年知った。なので、それはそれで、やめようが書こうが、どうしても自由ではないのである。ほんとうに自由気儘な開放感に浸りたければ、書きながら開放感に至るしかないようである。今更だが、これらの文章はある意味、はっきりと僕の惰性で続いている文章であり、もうやめるにやめられないという気分で続いているだけである。ただし、その状態を面白がってる自分がどこかに居て、その事だけで、こうして続いているのである。その都度その都度、その状態を他人事のように面白がっている、という事である。その視線が消えないうちは、まだいつまでもどこまでも続いてしまうだろう。