雨が降る中を傘も挿さずに帰った。帰ってすぐシャワー。そして眠い。ただひたすら猛烈に眠い。…とだけ書いてこれでおわるというのが難しい。一行だけ書いて終わるのがもっとも厳しい。終わっていいやと思えるような一行というのは実につまらないものだし、これじゃああんまりだと思うようなのはまさに、そのとおりの感じなのだ。だから一行だけ書くなんていうのはふつうは無理。で、ここまで書いて、これだと何となく、なんとかかんとか誤魔化したような気になれるから良い。実際誤魔化しきれてなくてもそれでかまわない。こうして書けば書くほど、字が増えていって、行数が増していく。だから、こうなってしまえばとりあえずいいのだ。ほんとうに…!こうなってしまいさえすれば、それでよい。今とりあえず、なんにも考えてないのに、こうしていくらでも何文字でも書いていられる。そうだ。これが社会生活というものなのだ。…とかなんとか言ってしまえば余計にどこまでも行けてしまう。いやもう、実際いつやめてもいい。実際、いつやめてもいいというところまで行ってしまえば、人生は大体オーケーである。内実など問われない。とにかく人並みのことさえしていればいいのだ。書くといったらとりあえず十数行書くというのが肝心なのだ。いやもうさっきからものすごく書いてしまった。もうやめてもいい。いつでもやめていいのだ。そこまでの仕事は積み重ねたのだ。だからもういつでもいいです。


それにしても雨脚はわりと強かった。肩のへんが雨に濡れて真っ黒だった。


そういえば、今日、お昼に道を歩いていて転んだのだ!靴紐が引っ掛かってしまったのだ。せっかくだからそのことを書けば良かった!でももう遅い。こんなに書いてしまって、もうどうしようもない。