陸上の200メートル走でのワールドレコードはウサイン・ボルトの19秒19だそうで、それを見て、あれ？おかしいじゃん、19秒19って事は、100メートルを9.6秒以下で走ることになってしまう。100メートル走のワールドレコードが9秒58なのに、そのスピードで二倍の距離を走れる事になってしまうではないか。それはいくらなんでもおかしいでしょ？と云ったら、全然おかしくない。200メートルを一気に走るから、ずっと加速していくんだから、19秒19が出るので、100メートルを二回走るんだったら、スタートしてからゴールまでの、あの流れを、二回行うことになってしまうのだから、それで19秒19なんて出せるわけがない。と言われて、うわーそうだ、そのとおりだった！と驚愕した。僕がばかだった。単純に、短い距離をトライする方が速いと思っていた自分の浅はかさ。しかし、そうか。だとしたら、水泳だって100メートルと200メートルだって同じ理屈で、あれは50メートルプールの枠の中でやってるから、ああいうタイムしか出ないけど、200メートルなら200メートルプールで泳げば、もっと全然違うタイムが出てくるに違いない。ターンしなくていいんだから、当然のことだ。そう思ったら、タイムはともかく、200メートルのプールというものを是非一度この目で見てみたいと思った。
