かんだ界隈


人にすすめてもらった酒と料理で、それがうまいと、その相手に、「確かに!うまい!」と云えて、直後に、そう云われた相手の顔を見たりして、その一連の流れが、素晴らしいというのはある。そういうカタルシスを味わう醍醐味が、ひとつの楽しみではあるので、はじめから、それを買いに行くのだという、事前に暗黙の了解がある。限られた時間で、あまりけち臭くならない程度で、いまここで可能な、現実的な出来事を提案してください。さあ、どうでしょう。つまり、わざわざ、その結果を、騒ぎにきている。だから、さあどうなの?と聞いて、それはいいね!という用意をして、来ている。それが、ぴったりくれば、それはばくはつする。「確かに!うまい!」と云えて、それで、ああ、これは良かったねえ、と云って、その相手に伝える仕事だけ、残すようになる。