寒いだろうと思って外に出たら、思ったほどでもなかった。空気が冷たい。

ものを食べるとき、なるべく落ち着いてゆっくりと噛むことにする。そうしないと、舌や口の中を間違えて噛んでしまう。噛むと、意識が飛ぶほど痛い。さらに、そこが炎症をおこして口内炎になる。それが今年に入って、もう二回も噛んでしまい、さすがに嫌になった。でも、気をつけると言っても、そういつも、そんなことばかり気にしていられるわけでもないのだが…。

気をつけるといえば、歩くこともそうで、とくにまだあまり履きなれていない靴----と言ってももう二年近く履いてるが、たまにしか履かなくてしかも皮がまだ硬くてほんの少し違和感を残しているような靴----の場合、歩きながらごくたまに、片方の爪先がもう片方の足首とかくるぶしのあたりを蹴ってしまうことがある。これは別に蹴ってしまってもそれほど痛くないし、比較した場合口内を噛んだときの方が桁違いの痛みなのだが、でも歩いていてそうやって右足が左足を、とか、いうのは、なんとなく自分が、妙に不安定で変に癖のある歩き方をしているのではないかという気がしてしまい、また、それによって裾が汚れてしまうかもしれないのが腹立たしく、ええい、もっと真っ直ぐ普通に歩けないのか、と忌々しいような、苛々した気分になってきて、もう歩くときも、あまり油断しないで、ぼーっとしていないで、なるべく落ち着いて、気を確かにもって、ゆっくりでいいからもっと真っ直ぐに、ちゃんと交互に足を出して、ふつうに、人並みに、きれいに歩くことにする。そうしないとだめだ、と、そう決めた。

食べるときと歩くときの基本的な動きについて見直しを図るというお話でした。