会社の帰りに、新宿のツタヤへ寄る。この店の階段の手摺りのところとか、床とか、すごい汚いし、ぼろい。このぼろさは、とても懐かしい。昔はレコード屋ビデオ屋も、みんなこんな感じだった。いつの間にか、どこもすっかりきれいになってしまったが、新宿のここは、ぼろくて、いかにも昔っぽい。でも四本を一日延滞してしまったので合計1000円払った。忌々しい。電車賃も入れたら結構な額だし、それなら郵便ポスト返却の方が便利なので、今後はそれにする。ディスク・ユニオンでLos Hermanos新作とIan O'Brien新作を買う。ところで、この店の前にある螺旋階段も、相当ぼろい。というか、この階段はそろそろ寿命ではないか。もともと、華奢なつくりで、段差の隙間から下が見えている感じが普通に恐いのだが、それであの老朽度合いで、このぶんだと、いつか必ず、踏んだ足が階段の板を踏み抜いて、どかーんと壊れて、地上にまっ逆さまみたいな、凄惨な死傷事故が起こるような気がしてならない。そのくらいぼろくて、なかなかの迫力。それにしても最近やっと涼しくなってきたけど、それでも歩き回ってるとまだかなり汗ばむ。でも夜の空気はたしかに冷えてきた。