午前中から部屋の掃除をして、雑然としていた机周りがかなりさっぱりしたので良かったけど、ハウスダストで鼻が一時完全に死ぬ。花粉症の一番酷い状態に近いくらいのグジャグジャな感じになって、風呂に入って顔を洗って強引に鼻から無理やり水を吸い込んで後頭部を刺すような痛みを我慢して強制鼻腔内洗浄をくりかえしたら、少し楽になって、夕食時にはほぼ復旧した。そのあと、父親がアコヤ貝の貝柱を大量に送ってきたので狂喜して天ぷらにする。家で天ぷらをやると、ほとんど動きっぱなしで、揚げて、運んで、食べて、飲んで、また戻って、揚げて、運んで、また食べて、飲んで、の繰り返しとなって、正直かなりへとへとになる。そして面倒くさい。でも、また立ち上がって揚げに行く。それがいいらしい。なぜ、面倒くさいこと、嫌なことをするのが、それこそがやるべきことなのか。けしていいものではないのに、それを決まったことだからと言って、なるべく最後まできっちりとやろうとする。天ぷらは、必ずと言っていいほど、やった後は油っぽさにうんざりするものだが、食べてるときは我を忘れるほどの美味さだ。味わうというよりも、美味くてさらにその次を口にしたくて、ほとんど見えないものを追いかけているだけみたいな状態になる。